インナーチャイルドとは

インナーチャイルドとは、「内なる子供」と訳されていますが、具体的には子供時代の頃の記憶や心情、感傷のことを指しています。
子供時代の経験が、大人になった自分に多くの影響を与えています。
性格というのは、持って生まれた素質によるものというものもありますが、他にとても大切な要素が環境です。人の人生は環境によって大きく左右されます。そこでこのインナーチャイルドが関係してきます。
何をしても満たされない、というような欠乏症が常につきまとう人生。小さい頃の些細な出来事によってとても傷つき、その傷ついた心を守ろうとどんどん本来の自分や魂から外れた生き方をしていく、ということが多いようです。
このように、私たちは大人になってからもほとんどの人が傷ついた子供の頃の自分と同居したまま日常生活をおくっています。子供時代の記憶というのは、はっきりと思い出せなくても、自分の潜在意識にずっと残っているものです。
多くの場合、子供の頃の出来事によって傷ついた、怖い思いをした、孤独感を感じたなどのマイナスな感情を抑圧していると言われています。
このインナーチャイルドの存在に気づき、その心の傷を癒すことは決して容易なことではないしすぐに解決することではありません。でも、少しずつ自分の中の傷ついた部分を認め受け入れることができることによって、今現在の自分を癒すことに必ずつながります。少しずつ自分が変化していくのを感じることができるようになります。


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